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[リンク記事]スピーチ: 帝国主義による体制変革からシリアを守れ
category: 反戦 | author: conflictive.info
[リンク記事]AGENT OF CHANGE

Carlos Martinez の記事は以前にも一度紹介した(「シリアに関するタリク・アリのマニュファクチャリングコンセント」)。また、マンスリー・レビューのウェブサイトにおいて、シリアに関するインタビューも行っているので、そちらも参考にしていただきたい(“Interview with Ammar Waqqaf Regarding the Crisis in Syria”)。彼が制作した音楽はここで聴くことができる。

シリアに関して日本語で読める記事としては、ブログ「media debugger」「民主主義か反帝国主義か」の一連の記事が参考になる。また東京外国語大学の青山弘之が、「シリア・アラブの春(シリア革命2011)顛末記」というウェブサイトで日々のニュースを収集している。

※追記(2012/08/01)見つかった誤訳・訳抜けを訂正し、ほかの一部の訳も改めた。管理人・嶋田頼一

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スピーチ: 帝国主義による体制変革からシリアを守れ

  これは、最近ロンドンで開かれた「シリアを守れ」という集会冒頭
  で行ったスピーチの(おおまかな)原稿である。

反戦運動は十分な仕事をこなしていない?

どうしてこの集会を開かなくてはならなかったのでしょうか? Stop the War Coalition によるものを含めて、これまでもシリアにおける戦争に反対する集会はいくつか開かれています。それならば、あらためてこの集会を開く意味はどこにあるのでしょうか。それは、これまでの繰り返しではなく、まだ言うべきことが残されているということです。個人的に、シリア危機については、これまできちんと取り上げられていない重要な側面があると考えており、シリアにおける戦争に対する反対運動を真剣に取り組んでいくのならば、それを検討しなければならないと思うのです。

シリアを攻撃するな?

まず、「シリアを攻撃しないでください」とは言うべきではありません。そうではなく「シリアへの攻撃を中止せよ」と言うべきです。シリアでは戦争はすでに起こっており、イギリス、フランス、アメリカが深く関与しているのです。主流メディアでは純粋な内戦であるかのように描かれていますが、実際には多くの外部勢力が反対勢力を支持し、宣伝し、助言を行い、武器を与えているのです。

紛争の重要な点

これは西側のほとんど誰もが理解していないか、あるいは語ろうとしないことですが、この紛争の核心は、それがきわめて典型的な現代の新植民地主義戦争であるということです。リビア、イラク、アフガニスタン、90年代のユーゴスラビア、80年代のグレナダとニカラグア、70年代のチリに大変似たパターンを見ることができます。西側帝国主義が混乱を惹き起こし、不安定化させ、悪魔化し、宣伝を行い、分断を利用し(たとえば宗教や民族の分断)、状況を操作する。これは全体的な地政学的ゲームプランの遂行のため、すなわち、帝国主義とシオニズムに対する抵抗を一掃するためのものです。このパターンをいまだ認識できていないとすれば、私たちはあまり良い学習者とは言えないでしょう!

これまでの紛争の継続であるという意味では、シリアで今それほど新しいことが起こっているというわけではありません。アラブ民族主義およびアラブ社会主義というシリアの方向性は、西側諸国とイスラエルに決して受け入れられてきたわけではありません。紛争は過去十年間着実にエスカレートしてきました。とりわけ、2003年のイラクに関して、政府が西側諸国の計画を拒否して以来。とりわけ、2006年のレバノンにおける、イスラエルに対するヒズボラの歴史的な勝利以来(シリアの支援がなければ達成できたか疑わしい)。とりわけ、ウィキリークスで発覚しているように、2005年にアメリカが反対勢力に資金を注入しはじめて以来。そしていまや、すべての帝国主義国とその湾岸諸国の繰り人形が公然と体制変革を要求し、支援し、資金を提供しているのです。さらに、それらの国々はシリアに厳しい経済制裁を課しています。民衆に被害を与えて、政権から離反させるためにです。そしてそれらの国々は終わりなきプロパガンダを推し進めています。すべてのマスメディア機械はシリアを悪魔化するよう動かされており、邪悪な独裁者バシャール・アル・アサドを取り除くために「何かをしなければならない」という世論を掻き立てているのです。

反帝国主義の位置

よって、このことをはっきりさせることは大変重要なのです。新植民地主義戦争が進行中だということです。帝国主義とシオニズムが一方の側にあり、独立し抵抗するシリア国家が一方の側にある。もちろん、シリア国内には微妙な差異と複雑性があります。他の矛盾がありますが(たとえば失業者と官僚制)、それらは主要な矛盾に対して副次的なものです。

もし、反帝国主義を自認するならば、断固としてシリア側につくべきです。それは、シリア国家と自分との間に相違や保留点を持つことはできないということではありません(それでも、人々のシリア国家への批判は、歴史的政治的なまじめな分析に基づくものというよりも、マスメディアのデマに基づく傾向があると言わねばなりませんが)。しかし、人々は、このような状況でどっちつかずにいることはできないのです。

率直になりましょう。シリアに対するイギリス(および西側諸国全般)の反戦運動は、世論に対する影響をまったく持っていないという点で大変不十分なものであり、疑いなく役立たずです。そして問題は、人々は次のような議論に基づいて、反戦運動を構築しようとしているということにあります。どう見てもシリア国家はひどいので、反乱側を支持する。体制変革が望ましいが、しかし西側諸国には介入してほしくない。そのような考えのもとでは、誰も戦争を防ぐためにリスクを負おうとはしません。そもそもその価値がないとされる国を守るために、誰も人間の盾を結成しようとはしませんし、国際旅団を送ろうともしないのです。

もうひとつのイラク

このように人々がもじもじしている間に、あるいは「イデオロギーの純粋性」を固守としようとしている間に、シリアは実際に標的とされ攻撃を受けているのです。シリアが「もうひとつのイラク」になるという大変現実的な兆しがあります。重要で歴史のある国――文明誕生の地のひとつ――であるイラクについて、そのような表現を使うことは不当です。しかし事実として、2003年に始まった戦争以来の何百万という不必要な死を抜きに現在のイラクについて考えることはできないのであり、何百万という難民、劣化ウラン弾による汚染、ファルージャ、ナジャフ、アブグレイブ、うんざりする宗派的暴力、1991年から2003年にかけての経済制裁による50万人の子供たちの死、誇りあるひとつの国――優れた第三世界国家――が現在破綻国家の状態にあることについて考えること抜きに今日のイラクについて考えることはできないのです。

抑圧

これがいまシリアが直面しているものです。それならば、何がシリアを守ることを難しくしているのでしょうか。どういう問題があって、私たちはシリア側につくことができないというのでしょうか。

多くの人々が、シリア国家が抑圧的であるということを理由に挙げます。いいでしょう。たしかに、ある程度はシリア国家は抑圧的です――他のすべての国々と同じように。これは国家というものの性質です。世界中のどのような国家も警察、軍隊、秘密警察を持っています。どの国も刑務所を持っています――世界中の国々が、私が大変嫌悪し非人間的な抑圧行為だと考えるものに加担しています。しかし、それは国家というものの性質なのです。

他のほとんどの国よりシリアは抑圧的なのでしょうか。そうかもしれません。しかしどうしてそうなったのでしょうか? シリアは抑圧的であり、それゆえに悪い、それで話は終わりである。そんな浅い分析はありません。歴史的文脈をまったく無視して、現象を理解することはできないのです。抑圧は別々の文脈において、別の機能を持っているのです。

たとえば、アメリカ合州国では、225万人もの人々――およそその半分は黒人です――が刑務所に入っています。世界最高の受刑率であり、シリアの12倍です。このぞっとするような抑圧の目的は明らかです。黒人、褐色、先住民、労働者階級をその力を発展させる機会から遠ざけ、人種主義者の利益や帝国主義的な権力構造に挑戦する可能性から遠ざけるためなのです。

GDPに占める軍事費の割合(すなわち、経済に対してどれほど武器が消費されているか)の高い国々を見てみれば、オマーン、カタール、サウジアラビア、ヨルダンが上位に来ていることに気づくでしょう。なぜこれらの国々はそれほど武器が必要なのでしょうか!? それらの国は戦時中ではありませんし、イギリス、フランス、アメリカから脅威を受けているわけでもありません。イスラエルとも協調関係にあります。それならなんのための武器なのでしょう? それらの武器は、それぞれの住民に対する抑止力として存在しており、住民たちの要求は支配一族の要求と真っ向から衝突しているのです。それらの国の人々は、政府の宗派主義、西側諸国への忠誠、パレスチナの売り渡しを憎んでいます。だから抑圧が必要となるのです。

しかしシリアは違います。シリアは西側諸国に反対する国家であり、パレスチナ人の権利の擁護者です。シリアは、パレスチナとアラブ国家の大義を売り渡さないために大きな犠牲を払ってきました。そしてシリアは世俗国家であり、宗教的党派主義と深く敵対しています。それでは何がシリア国家を抑圧的にさせているのでしょうか。アサド一族に遺伝するある種の人格が、メンバーそれぞれに権威主義的に振る舞わせているのでしょうか(高い確率で、西側にはそのような理論をつくりあげる遺伝学者がいることでしょう!)。そうでなければ、それは、これまでシリアは平和であったことはなかったという単純な事実にもとづくものです。おもにはイスラエル、またフランス、アメリカ、イギリス、ヨルダン、サウジ、イラクが何度も、エジプトが何度も、トルコが何度も、シリアを弱体化させるために、宗派的対立を惹き起こしてきたのです。すなわち、抵抗するアラブ国家としての主導的な位置からシリアを取り除くために、どのようなことでも行ってきたということです。

安定と抵抗のための犠牲

絶え間ない脅威に直面して、一定レベルの安定に到達し抵抗の立場を維持するために、シリア国家がとくに民主政治と社会主義経済の側面において、ありとあらゆる妥協を行ってきたことは明らかです。私には、それが悪い選択だなどとは言うことはできません。大衆的な民主組織が幅広く存在することが、基本的な政治的経済的安定よりも重要であると言うことは私にはできません。ソマリア人に、現時点でそれらのうちどれがより必要か聞いてみてください。答えは明らかでしょう。

シリアに変革が必要ではないというわけではありません。シリア民衆は変革を望んでいます――シリア大統領と同様に。しかし改革とは複雑なプロセスなのであり、シリアが現に直面している種類の脅威によって、それはさらに困難なものとなるのです。

私たちが真剣に反戦運動を形作っていくのであれば、あれやこれやの誤りや欠点についてシリア国家に判決を下したがる状態にはまり込み過ぎないようにしましょう。シリアが攻撃を受けているときには、たいていの反戦活動家が没頭しているように見える〔シリア国家に対する〕決まりきった非難に時間を費やすのではなく、シリアが持つ性格の肯定的な面や、グローバルな敵から攻撃を受けている理由について人々が理解することを助けることの方がよりましな能力というものです。さらに、私たちは、より多くのシリア人の声を取り上げ、国を防衛し進行中の陰謀を完全に理解しているシリア人に発言の場を提供しなくてはなりません。これまでかれらの声は完全に無視されています。主流メディアだけでなく、“オルタナティブ”および左派メディアによって。

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[リンク記事] 「シリアに関するタリク・アリのマニュファクチャリングコンセント」
category: 反戦 | author: conflictive.info
[リンク記事]AGENT OF CHANGE

(*この記事は 「リビア人民の勝利?リビア戦争の10大神話」の著者である Maximilian Forte の twitter を通じて知った。
*追記(2012/03/07) 「(中略)」として省略していた4段落目と5段落目も訳して全訳とした。管理人・嶋田頼一)

「シリアに関するタリク・アリのマニュファクチャリングコンセント(同意の製造)」/Carlos Martinez
http://theagentofchange.tumblr.com/post/
17659739285/the-manufacture-of-tariq-alis-consent-regarding-syria


最近「ロシア・トゥデイ」で行われたシリアに関するインタビューで、タリク・アリは多くの誤りや理屈に合わないことを述べている。アリは、英国左翼を代表する大変な有名人で、講演や文章に長けており、極めてまともな発言もしばしば行っている。よって、多くの進歩派やラディカルが信頼できるものとみなしているために、彼の発言は特に危険なものなのである。

アリが主張するには、「圧倒的多数のシリア民衆は、アサド一族に消えてもらいたいと思っている」。これは、シリア政治に理解力を持つ者がするような発言ではなく、少なくともまともな判断力を持ち合わせたものではない。政権への支持は高い。また内戦を停止するために働くにつれ、その支持は*さらに*高くなり続けている。この事実は、マスコミにおいても時折報道されているものである―― Jonathan Steele による最近のガーディアンの記事を見よ。

アリは、バッシャール〔・アサド大統領〕は「退陣させられるべきだ」と述べながら、爆撃なき体制変革を呼びかける西洋の偽左翼の一員となっている。もちろん、西側の軍事介入を支持することは、アリにとって政治的自殺行為となろう。それゆえに、彼は、ロシア・中国・イランとヒズボラにその影響力を使って、バッシャールに退陣するよう説得することを呼びかけているのだ。「バッシャールに彼が退陣すべきことを教えるために、外部から非暴力的な圧力をかけ続けるべきである。中国やロシアなどのシリアに敵対的ではないと見られる国々が、バッシャールに退陣を求める圧力を強めなければいけない」。言い換えれば、アリは体制変革策動については完全に支持しており、しかしそれが「非暴力的な圧力」によってなされることを望んでいるのである。

彼は、なぜ西側諸国はそれほどアサドの退陣を必死に追い求めるのか、またもしバース党政権が崩壊した場合、そこに生じる権力の真空をどのような政治的潮流が埋めることになるのかといった難しい問題については言及しない。彼は、バース党員が敗北すれば、ムスリム同胞団が政局を支配するであろうことをほとんど認めており、そしてこのことが深刻な派閥抗争へと帰結するであろうことすら認めているのである。しかし彼は、このことがバース政権の世俗的なナショナリズムが継続することよりも望ましいと考えているのだ。「シリアの同胞団が少数派を標的とすることはあり得る。しかしこれが多数派が望むものであれば、不幸にもそれは遅かれ早かれ起こることなのだ」。タリク・アリの論理に従えば、もしそれが多数派の意思であれば、民族浄化は止めることはできないのである!

奇妙にもアリは、シリア政権を「宗派的派閥」と捉えている。これはマスコミの説明と一致するものであり、それは政権をアラウィー派だとして非難するのである。しかしこの非難は戦争プロパガンダ以外の何ものでもなく、なんら事実に基づくものではない。シリア国家を批判しようと思えばできる点は山ほどあるが、宗派的派閥はそれには当たらない。実際、反宗派的な世俗的ナショナリズムはシリア国家の典型的な性格なのである。歴史的にその地域が、イギリス・フランス・トルコ・アメリカによって扇動された宗派的狂信によって引き裂かれてきたことを思えばその記録は印象的なものである。もともとアサド一派は、宗派的分断を超えて権力基盤を構築してきたのだ。一方で NATO-GCC 〔北大西洋条約機構と湾岸協力会議〕に見出された諸集団こそ本当の宗派なのであり、またアメリカに気に入られている中東の諸政権(たとえば、サウジ、イスラエル、バーレーン)のほうこそ本当の宗派なのである。ついでにいうと、中東の近代史において、最も宗派的でなく、最も世俗的な政権(ナセルのエジプト、カダフィのリビア、サダムのイラク、アサドのシリア)が、最も西側帝国主義の憎悪を受け続けてきたというのは興味深いことである。

シリア国民評議会が、シリアとイランやヒズボラ、ハマスとの関係を終わらせると述べていることを無視しながら、また、シリア国民評議会によるイランの〔反政府運動である〕グリーン・ムーブメントに対する公的な支持を無視しながら、タリク・アリは言う。「アサドの退陣はイランには影響するとは思わない。なぜなら、友好関係を維持することは――もしそれが民主的で代議制による政権なら――シリア政権の利益になるであろうから」。もう一度言うと、タリク・アリは、反政府側の*実際の*構成を理解することを拒否している。それは一方では、シリア国民評議会の親西欧リベラルのイヌたちであり、もう一方では戦闘的なスンニ派至上主義者たちなのである。両者とも、徹底的にイランとヒズボラに敵対している。アリは、メディアによる誤った情報を大量に飲み込んで、反政府勢力は、立派で、左派的傾向があり、民主的で、世俗的で平和的な抗議者たちであると考えている。これは到底事実ではない。シリアで本当に改革を望む者は、陰謀と介入に反対してはっきりと政権側についている。Alistair Crooke が書いているように、「このように改革への大きな要求はある。しかし、逆説的に、そして「〔圧制者に対して民衆が〕目覚めつつある」という言説に反して、ほとんどのシリア人は、バシャール・アル・アサド大統領が改革への確信を共有していると信じている」。

タリク・アリは、インタビューを次のように締めくくっている。「もし、アサド一派が国内での弾圧を止めることを拒否するのなら、早かれ遅かれ悲惨な出来事が起こる。ことによると、それは〔軍事〕介入を含んでいる。彼らはカダフィやサダム〔・フセイン〕のように、西側の派遣軍が背後にある群集になぶり者にされて終わりを迎えたいのか」。これはすなわち、アサドは身を引き、シリア民衆を見捨てるべきであるということである。他人はいざ知らず、私は、エミリアーノ・サパタの言葉を好む。「ひざまずいて生きるより、立って死ぬほうがいい」。

NATO-GCC の戦闘機ではなく、NATO-GCC に財政支援を受けた反政府グループによってもたらされる爆撃なき体制変革を呼びかけることは、十分に善ではない。私たちは、より大きな敵――帝国主義とシオニズム――に対して一致団結しなければならないのである。毛沢東は、『矛盾論』において書いている。

「帝国主義が侵略戦争を開始するときには、すべてのあらゆる階級が――裏切り者を除いて――帝国主義に対する民族戦争において一時的に統一を組むことができる。そのような時には、帝国主義国とその国との矛盾は第一ものとなり、一方でその国のなかのあらゆる階級の矛盾(それまで第一の矛盾であった封建制と人民大衆との矛盾を含む)は一時的に第二のものか従属的なものに格下げされる。中国においては1840年のアヘン戦争がそうであったし、1894年の中日戦争がそうであったし、1900年の義和団戦争がそうであった。そして現在の中日戦争がそうである。」

今日では、シリアがそうなのである。
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[リンク] 「「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ」「リビア人民の勝利? リビア戦争の10大神話」
category: 反戦 | author: conflictive.info
[リンク]

どちらも、「先進国」左翼による「独裁批判」が、それ自体どのような帝国主義/植民地主義イデオロギーであり、この度のリビアにおいて、それがどのような取り返しのつかない災禍をもたらしたかという点について、大変勉強させられる記事である。遅きに失したが、自戒を込めて紹介したい。管理人・嶋田頼一

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●「リビア人民の勝利?リビア戦争の10大神話」『人民新聞』

マキシミリアンC. フォート(カナダのコンコルディア大学社会学・文化人類学部準教授)
『カウンターパンチ』2011年8月31日  (翻訳/脇浜義明)
http://www.jimmin.com/htmldoc/142707.htm

「実際、軍事介入に反対する反帝左派への対抗議論には、私がこれまで述べてきた神話が全面的に反映され、繰り返し利用されている。それらの議論こそ地政学的分析を誤り、カダフィという人間の人格性や目先の時事ばかりに焦点を置く政治学を展開する。単細胞的で、一方に偏した「人権」や「保護」(リチャード・フォークの議論がその典型だろう)だけを前提にした貧しい政治学を展開する。そういう中で、新軍事的ヒューマニズムが左派のエネルギーを吸い取るのに成功しているのだ。それでも一つの問題が執拗に残る。軍事介入に反対する反帝左派を「独裁主義」を庇っていると責めるのであれば(まるで、帝国主義自体がグローバル独裁主義ではないかのように)、民族浄化ともいえる黒人差別・虐待・虐殺に奔走する反乱軍を支持しているいわゆる人道主義者についてはどうすればよいのか。この点に関しては、人道主義者たちは沈黙するだけである。」

●ブログ「博愛手帖」より

「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ(結語に代えて)
[2011/10/26]
http://hakuainotebook.blog38.fc2.com/blog-entry-58.html

「(・・・)日本の各種運動のほとんどは、幾度もすでに書いてきたような程度の「戦争賛成左翼」を憧憬している(だけ)か、そのしごく出来の悪い引き写しにすぎないから、同じように西欧諸国の情報産業の引き写し(しばしばそれ以下)である日本の新聞記事を読んで、リビアでの一連の事件に分析を加えるどころか「次は北朝鮮だ!」と大興奮しているらしいのである。朝鮮はリビアほど国民所得も高くはないし、国連が提供するような得点の高いデータも存在しないようなので、「北朝鮮民主化の魅惑」はより彼らの琴線に触れるのであろう。そんな琴線などは、片っぱしから引きちぎって火にくべてしまうべきである。」(強調は原文)

「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ(補足☆)
[2011/09/07]
http://hakuainotebook.blog38.fc2.com/blog-entry-57.html

「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ(補足++++)
[2011/08/23]
http://hakuainotebook.blog38.fc2.com/blog-entry-55.html

「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ(夏休み特大号その2)
[2011/08/15]
http://hakuainotebook.blog38.fc2.com/blog-entry-54.html

「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ(夏休み特大号その1)
[2011/08/15]
http://hakuainotebook.blog38.fc2.com/blog-entry-52.html

「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ(補足+++)
[2011/06/27]
http://hakuainotebook.blog38.fc2.com/blog-entry-51.html

「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ(補足++)
[2011/05/31]
http://hakuainotebook.blog38.fc2.com/blog-entry-49.html

「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ(補足+)
[2011/05/16]
http://hakuainotebook.blog38.fc2.com/blog-entry-48.html

「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ(補足)
[2011/04/29]
http://hakuainotebook.blog38.fc2.com/blog-entry-46.html

「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ(その5)
[2011/04/26]
http://hakuainotebook.blog38.fc2.com/blog-entry-45.html

「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ(その4)
[2011/04/12]
http://hakuainotebook.blog38.fc2.com/blog-entry-43.html

「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ(その3)
[2011/03/31]
http://hakuainotebook.blog38.fc2.com/blog-entry-42.html

「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ(その2)
[2011/03/25]
http://hakuainotebook.blog38.fc2.com/blog-entry-40.html

「中東革命」は誰のものか、または匪賊対革命ごっこ(その1)
[2011/03/23]
http://hakuainotebook.blog38.fc2.com/blog-entry-39.html
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[報道]「自衛隊派遣:民主、恒久法化検討 集団的自衛権も」
category: 反戦 | author: conflictive.info
[報道]
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自衛隊派遣:民主、恒久法化検討 集団的自衛権も(毎日新聞 2011年1月4日)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110104k0000m010099000c.html

 民主党は、国際貢献や日米同盟を強化するため自衛隊の海外派遣を随時可能にする恒久法制定や集団的自衛権の行使容認に向けた検討に着手する。1月中に党外交・安全保障調査会内に専門部会を設置し、今春の菅直人首相訪米をにらみ半年をめどに党見解をまとめる方針。部会座長には榛葉賀津也前副防衛相を予定している。党内には米国追従につながるなど異論もあり、集約は難航しそうだ。

 民主党は明確な方針を示していないが、尖閣諸島沖の漁船衝突事件や北朝鮮の韓国砲撃を受けて対応を迫られた。「ねじれ国会」のもと恒久法制定や集団的自衛権行使容認に前向きな自民党との連携の呼び水にする狙いもあるとみられる。

 自衛隊の海外派遣は国連平和維持活動(PKO)協力法や、米同時多発テロ後のテロ対策特別措置法など事例ごとに立法を必要とする特措法が根拠だが、迅速性に欠けるなどの指摘がある。

 同盟国が攻撃された場合、共同して反撃できる集団的自衛権は政府が憲法解釈で行使を認めておらず、ともに米国が日本のより積極的な活動に期待を示していた。【大貫智子】
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[「北朝鮮」関係船舶臨検特措法の実態] 海上保安庁特殊部隊SST、「武装船」制圧訓練
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[「北朝鮮」関係船舶臨検特措法の実態] 海上保安庁特殊部隊SST、「武装船」制圧訓練

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海保:特殊部隊SST初公開、武装船制圧訓練を披露
毎日新聞 2010年5月29日 

海上保安庁の観閲式と総合訓練が29日、東京・羽田空港沖の東京湾であり、巡視船など62隻、航空機19機が参加した。海上テロやシージャックへの対処を任務とする海保の特殊部隊「特殊警備隊(SST)」が初公開され、黒いタクティカルスーツ姿で自動小銃を携えた隊員が武装密輸船を制圧する訓練も一般応募者ら4314人に披露された。

核やミサイル関連の禁輸品を積んでいる疑いがある北朝鮮関係船舶を公海上で検査できるようにする貨物検査特別措置法が28日に成立。韓国の哨戒艦沈没事件で朝鮮半島情勢が緊迫していることもあり、観閲官の前原誠司国土交通相は「能力の高さを改めて感じた。海上保安庁には一層の緊張感を持ってことに当たっていただきたい」と述べた。

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海上保安庁の秘密警備隊、初めて公の場に
読売新聞 2010年5月29日

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テロやシージャックの制圧に当たるため、公の場に登場することがなかった海上保安庁の専門部隊「特殊警備隊(SST)」が29日、東京湾での同庁の観閲式で訓練を初めて公開した。

1996年に発足したSSTは、大阪・泉佐野市の大阪特殊警備基地を本拠としているが、活動内容など詳細は明かされていない。この日の訓練は、停船命令に従わない武装密輸船に乗り込んで制圧するという場面を想定。黒ずくめの隊員3人が、ヘリコプターから武装密輸船の甲板に降り立ち、自動小銃を構えながら船橋に入る場面などが、約4300人の一般招待客や報道陣に披露された。

今月28日に北朝鮮関係船舶を対象とした「貨物検査特別措置法」が成立し、北朝鮮に出入りする船舶が核・ミサイル関連の禁輸品を積んでいる疑いがある場合、海上保安庁が対応することになるため、SSTの実力を示そうという狙いがあるとみられる。

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海保の極秘テロ対策部隊、初お披露目 密輸船の制圧訓練
asahi.com 2010年5月30日

海上保安庁の観閲式と総合訓練が29日、羽田空港沖の東京湾であった。活動実態が公表されていないテロ対策部隊「特殊警備隊」が初めて参加し、密輸船の制圧訓練などを披露した。

観閲式とパレードには、海保に加え海上自衛隊や警視庁、中国海事局の船艇計62隻と航空機計19機が参加。続く総合訓練では海保の巡視船の停船命令を振り切って密輸船に扮した船が逃走。巡視船が威嚇射撃し、反撃を受ける様子を公開した。その後、特殊警備隊員が巡視船から密輸船に乗り移り、乗組員を制圧した。

訓練を見守った前原誠司国土交通相は「朝鮮半島は緊迫した状況にあり、緊張感を持ってことに当たってほしい」と述べた。
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