ウェブサイト‘conflictive.info’の更新情報などをお知らせします。
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< July 2010 >>
RECOMMEND
[転載] 米軍・自衛隊参加の東京都総合防災訓練に反対する実行委員会2010
category: 転載 | author: conflictive.info
[転載]

◆「米軍・自衛隊参加の東京都総合防災訓練に反対する実行委員会2010」
 結成集会

7月23日(金) 午後6時

東京芸術劇場5F中会議室(池袋駅西口)
http://www.geigeki.jp/access.html

特別報告機Д咼奪哀譽好ュー10年を振り返る
特別報告供ШGの東京都総合防災訓練の特徴と最近の都の動き
発言:荒川・墨田・山谷&足立4地区実行委員会
   核とミサイル防衛にNO!キャンペーン など

 「東京都総合防災訓練」が、今年は、8月29日に文京区で行われること
が明らかになりました。
 2000年に行われた「ビッグレスキュー2000」以来、東京都は、「東京都
総合防災訓練」を通して、緊急事態対処態勢作りを進めてきました。政府
の危機管理センターとの連携訓練なども行われており、実質的には、国家
緊急事態対処訓練になっています。特に自衛隊は、都心部への部隊進出訓
練や「NBC(核・化学・生物)テロ」対処訓練なども行っています。米
軍も「訓練」に「参加」しており、東京都総合防災訓練は、自衛隊・米軍
の緊急事態時における共同対処態勢強化の場にもなっています。
市町村に対しては、緊急事態対処態勢への組み込みが進められています。
交通や医療など、官民労働者の「協力」態勢も強化されています。さらに、
自主防災組織への組織化などを通した住民の「協力」態勢の構築も行われ
ています。児童・生徒の動員も拡大しています。
 こうした「参加」の一方で、訓練会場周辺で野宿者の排除が行われ、石
原都知事の「三国人」発言に見られるように、「外国人が災害時に騒擾を
引き起こすおそれがある」などといった差別排外主義がふりまかれていま
す。そして、訓練会場およびその周辺には、徹底的な警備体制が敷かれま
す。東京都総合防災訓練は、「テロ対処」態勢や国民保護態勢の構築、そ
して治安弾圧体制の強化と一体のものなのです。
 東京都は、ネットカフェ規制の強化や監視社会化を進めています。また、
自衛隊は、PAC3の新宿御苑への移動展開訓練を再び行いました。東京
都総合防災訓練は、そうした動きとも、軌を一にするものです。しかも今
年の訓練は、11月に横浜で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)
を念頭に置いた首都圏戒厳体制の事前訓練になると予想されます。さらに、
今年の訓練では、東大、東洋大、小学校、公立私立中学高校などの構内を
訓練会場にするとともに、児童生徒の動員を拡大することが目論まれてい
ます。
 こうした東京都総合防災訓練に対して、7月23日に「米軍・自衛隊参加
の東京都総合防災訓練に反対する実行委員会2010」の結成集会を行い、
8月29日の訓練当日の抗議行動など、反対の声を大きくあげていきたいと
思っています。この実行委員会への参加・賛同を、よろしくお願いします。

<米軍・自衛隊参加の東京都総合防災訓練に反対する実行委員会2010>
連絡先:有事立法・治安弾圧を許すな!北部集会実行委員会
   (TEL)03-3961-0212

賛同費(個人:500円/団体:1000円)
- | - | PAGE TOP↑
[トロントG20/映像] Broken Social Scene - Meet Me In The Basement
category: 映像 | author: conflictive.info
[映像]

「この映像は、6月に行われたトロントG20サミットへの応答として制作されました。後は、映像がすべてを物語っているでしょう。この映像は、私たちの音楽のファンであるという匿名希望の方から送られてきました。このマッシュアップを皆さんと共有できることを誇りに思います。
−ブロークン・ソーシャル・シーン」

Broken Social Scene - Meet Me In The Basement
- | - | PAGE TOP↑
[リンク・映像] Call To Resist the IMF
category: リンク | author: conflictive.info
[リンク・映像]  IMF Resistance Network



IMFレジスタンスネットワーク 呼び掛け文 2010年5月28日

国際通貨基金(IMF)と世界銀行は、グローバル資本主義による高利貸し金融という、それにふさわしい評価を受けている。その2つの機関は、西側企業をさらに富ませるために、南の貧しい国々の経済を荒廃させてきたことで悪名高い。法外な利子で借金し、その債務返済のために人々を貧困に陥らせることを拒否する(さらに悪い場合には、すでにある債務の不履行を宣言する)国々は、「核戦争に匹敵する」とされる経済制裁を受けることになる。

IMFに代表される新自由主義体制に対する闘争は、世界中で、強力で大規模な成功をおさめてきた。アルゼンチンでは、新自由主義政策への固執によって引き起こされた経済破綻に対して、1カ月に3度政権が交代させられた。ピケテロスはタイヤを燃やして高速道路を封鎖し、労働者は工場を占拠し、「みんなでていけ!」という掛け声が国中で叫ばれた。サパティスタは、1994年のNAFTA発効以降から今日に至るまで、継続的な政府の弾圧にもかかわらず、メキシコのチアパスに自治区を形成している。ヨーロッパや北米では、サミットの度に大規模な抗議行動が起こっている。1999年、シアトルでは、WTO(世界貿易機関)閣僚会議を失敗に追い込み、2001年バルセロナでは、世界銀行は、抗議行動を恐れて会合を中止した。

最近、世界の指導者たちが、自らが引き起こした経済崩壊から復活しようと、新自由主義を再び確立しようと試みている。IMFは、G20の国々から、1,1兆ドルもの資金を得ている。どこにおいても、経営者たちは賃金を下げ、政府は社会サービスを削減し、「痛みを分かち合う」などと正当化している。しかし、同時にそれに対する抵抗も激しくなってきた。バングラディッシュでは、山猫ストが、安全面の改善と未払い賃金の支払いを求めて、定期的に衣料産業を麻痺させ、ルーマニアでは、政府が押しつける緊縮政策に対して、大規模なデモが行われている。ギリシャは、2008年12月に起こった警察による15歳の少年の殺害に対する暴動以来、統治不能状態であり、暴動、ゼネラルストライキ、蜂起が頻発している。農民はブルガリアとの国境をトラクターで封鎖し、古代遺跡アクロポリスから抗議のバナーが垂れ下がった。4月には、政府は、IMFとEUによる救済策の受け入れに伴う経済緊縮政策を発表し、アテネだけで20万人の人々が街路に出て抗議行動を行った。

ここアメリカ合州国は、新自由主義の震源地であるが、経済破綻への反撃は相対的に弱いものがある。規模と強さにおいて、かつての反グロバリゼーション運動の時代に追い付いていない。IMFレジスタンスネットワークは、それを変える助力をするためにある。私たちは、東海岸を拠点にする反権威主義者のグループで、今年10月9日から11日にワシントンDCで開催されるIMF・世界銀行合同会合に対する抗議行動を計画している。

みなさんを招待します。詳細は追って発表します。

路上で会いましょう、
IMFレジスタンスネットワーク

---------------------------------------------------------
参考情報

IMFウェブサイト(日本語)
世界銀行東京事務所ウェブサイト

▼「国際通貨基金(IMF) −−6.我が国との関係
(1) 我が国は、1952年8月に51番目の加盟国としてIMFに加盟。現在我が国のクォータ割当額は約133.1億SDR(1.9兆円、割当額全体の6.23%)であり、米国(約371.5億SDR、17.38%)に次ぎ、加盟国中単独第2位の出資国である。
(2) また、我が国は、途上国の開発と発展を支援する貧困削減成長ファシリティ(PRGF)の財源(一般財源とは異なる)において加盟国中最大の貢献を行っているほか、JSA(IMFの技術支援活動を援助する日本の特別勘定)を設立し、IMFが行う技術支援活動を資金的に支援している。」(外務省国際機関人事センター)

▼「IMF、日本との1,000億ドルの融資取極に署名
ドミニク・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事と日本の中川昭一財務大臣は本日、日本によるIMFへの最大で1,000億米ドルの資金提供に関する融資取極に署名した。同取極はIMFの融資財源を暫定的に補完するもので、これにより国際収支上の問題に直面している加盟国に対して、IMFが適時に効果的な支援を実施する上での能力が強化される。」
(IMFプレスリリース 2009年2月13日 PDF注意)

- | - | PAGE TOP↑
[リンク]陰謀論に抗して――ブラック・ブロックに対する警察の(無)反応について
category: リンク | author: conflictive.info
[リンク]

管理人より−−
掲載した文章は、反G20行動報告「Fire & Flames! A militant report on G-20 resistance」から抜粋・修正のうえ発表されたものである。著者の Zig Zag は、バンクーバー在住の先住民活動家。
日本でも、一部で流布されている「トロントG20サミット暴動陰謀論」の詳細については、以下の記事を参照のこと。上の二つが、本文中で批判されている「globalresearch.ca」の記事である。

(追記)以下にリンクしている「イルコモンズのふた。」の記事では、2007年モンテベロ/北米首脳サミット(「北米の安全と繁栄のためのパートナーシップ」に向けた対話)への抗議行動の際の映像(一番上)と画像(下から2番目)が、あたかも2010年トロント/G20サミットでの出来事であるかのように掲載されている。その手法は、その記事以降も続けられている。

「トロントG20暴動は詐欺−−警察が意図的に誘発」(英語)
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=19928
「G20暴動:ブラックブロックは、警察に扇動された集団か?」(英語)
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=19940
「トロントの「暴動」は私服警察が仕組んだ芝居だった」(「イルコモンズのふた。」)
http://illcomm.exblog.jp/11461292
「陰謀論者は言う−−G20暴動は自作自演」(英語)
http://www.nationalpost.com/news/canada/Conspiracy+
theorists+riots+were+inside/3261906/story.html


-----------------------------------------------------------

「陰謀論に抗して――ブラック・ブロックに対する警察の反応について」
by Zig Zag
http://vancouver.mediacoop.ca/story/countering-conspiracy
-theories-police-response-black-bloc/4094


トロントG20サミット期間中、警察は、その10億ドルもの予算と19,000人におよぶ警備体制にもかかわらず、戦闘的活動家(ミリタント)の広範囲にわたる器物破壊と警察車両4両への放火に対して、なすすべなくうろたえるばかりであった。6キロにわたる警備フェンスを突破することはできなかったものの、抗議運動は勝利したのだ。サミットの数週間前、抗議運動は、警備体制に恥をかかせることを誓っていたのだった。

トロント警察局長のビル・ブレアは、警察が、ブラック・ブロックの破壊行為に対してなんら対処できなかったことを正当化しようとした。ブラック・ブロックは、気を逸らせることで、警察を警備フェンスから離れさせようとしたのだと主張した。ブレアによれば、警察の最優先課題はG20サミット会場を防衛することにあった。そして、任務は達成されたというわけだ。

しかし、ちょうどその2週間前、彼は次のような発言をしている。「彼が最も恐れていたのは、過激派による破壊行為であった。‘ガラスを割り、車を燃やし、街路の備品を引っ繰り返す’」(マークス・ジー/コリン・フリーズ「安全と自由」『グローブ・アンド・メール』紙、2010年6月28日から引用)

同時に、CBCニュースは、「ブラック・ブロックがG20警備体制に挑戦」と大々的に報道している(2010年6月14日)。だから、警察は、何が起ころうとしていたかについて、知らなかったと言うことはできない。ある種の人々は、警察が、ブラック・ブロックに対してなんら対処しなかったのは、大きな陰謀の一部であると主張している。しかし、後で議論するように、警察は、街路での戦闘的な抗議行動に対して無防備であったのだ。警察は、事前に恐怖を煽り、大量の警官を配備し、運動の「首謀者」を家宅捜索・逮捕することによって、抗議運動全体を脅迫し、戦闘的な抗議行動を萎縮させることができたと考えていた可能性がある。

G8/G20の警備体制を統括する Integrated Security Unit の報道官であるマイケル・パラディスは、警察がブラック・ブロックに対して何ら対応しなかったことを、「卓越した抑制とプロフェッショナリズム」の一例として説明した。しかし、他の人々は困惑におかれたままであった。

「何千人もの警官が全国から集められ、より警察に権限を持たせる新しい法律が秘密裏に成立し〔訳注:警備フェンス5メートル以内に近付けば、職務質問に対する拒否など警察に対する一定の権利は制限されるというもの〕、莫大な金額が警備に費やされた。しかしそれでも、過激派グループはトロントを燃やした。いったい何が起こったというのか?」
(マイケル・シェファード「重大な疑問」『トロント・スター』紙、2010年6月27日)

なぜ警察は、ブラック・ブロックに対して、もっと積極的に対応できなかったのかという‘重大な疑問’は、即座に次のような陰謀論をつくりだした。それは、警察が「それをやるよう仕向けた」というものである。これは、陰謀論者とリベラルの共通の反応であり、多くの誘因をもっている。

一方では、根深いシニシズム(冷笑主義)があり、大きな事件や騒乱の背後には必ず政府による不気味な意図があるはずだという、政府に対する不信感がある(「ドイツ国会議事堂放火事件症候群」)。こういった考えは、それ自体破滅的な傾向があるだけでなく、支配階級に対する歪んだ見方につながっていく。

警察が破壊行為を仕向けたと考えることは、国家は全知全能であり、すべてを見通しているのだという信念に由来する。この見方は、次のような陰謀論と一致する。世界は、秘密のエリートによって支配されており、社会的混乱などの大きな事件は、国家によるさらなる支配と抑圧を押しつけるために、かれらエリートがすべて操作しているのだというものである。これは究極の敗北主義であり、この論理に従えば、抵抗運動は、国家の術中にあることになる。

リベラルな改良主義者にとって、戦闘的に国家と闘うことなど問題外である。このグループにとっては、調停、協議、法的手段への固執こそ、成功への方法なのだ。しかし、戦闘的活動家が、とりわけ厳重な警備体制に対して、効果的な攻撃を成功させると、改良主義者によるこの敗北主義的前提は崩壊してしまうことになる。そういった場合の改良主義者の反応は、それらの攻撃は「大きな陰謀」の一部であるというものである。その反応は、何ら事実に基づかない純粋な推測でしかないが、長期的にみれば、それは、かれらが本来愚か者であることを見せつけることにしかならないないだろう。

警察が破壊行為を許したのだと考えは、警察は、放火させるために警察車両を配置していたのだとか、ブラック・ブロックに潜入した覆面警官がその放火を実行したのだという考えにも親和的である。

Globalresearch.ca というウェブサイトは、陰謀論を普及させていることで知られている。何人かのブラック・ブロックの写真を掲載し、かれらが覆面警官であることの証拠として、かれらの靴に注目する。この薄っぺらな試みは、2007年モンテベロの出来事を踏まえている。その時、ケベック警察による潜入警官は、覆面した活動家に扮しているところを特定された。機動隊は、敵対する群衆から彼らが脱出できるよう、彼らを「逮捕」した。そして、機動隊と同じブーツを履いていたことが重要な証拠となり、その後ケベック警察は、実際に彼らが覆面警官であったことを認めたのであった。

このことから、Globalresearch.ca は、G20のブラック・ブロックにも同じ手法が使われていると主張し、ある活動家が履いている靴に注目した。アウトドア用の靴底のついたウォーキングシューズを見せてみて、それが、政府によって支給された戦闘用ブーツであると主張する。それは、ブーツでさえ無いのにである。そして、靴についている補強材を見せてみて、機動隊が履いているブーツと同じものであると主張する。そして、履いている靴下が黒と白という違う色の組み合わせであるところを見せてみて、それは、かれが覆面警官であることを警察に識別させるためのものではないかと推測してみせるのである。これらの主張の誤りを見つけるのは容易である。結論に合わせて構成し、事実をそこに当てはめてたもののようだ。

陰謀論を最も奮い立たせるのは、放置され放火された警察車両であろう。陰謀論に従えば、警察車両は、叩き割られ放火されるために放置されたのである(ともかくそのことによって、大量の警備体制は正当化される)。しかし、改良主義者や、机上の理論家にはショックかもしれないが、警察が、断固とした抗議行動に直面して、命からがら車両を捨てて逃げ去ることは、今回が初めてではないのである。これは、1990年にオカ地域に警察が初めて乗り込んだ際にも起こり〔訳注:土地の開発を巡って先住民とカナダ政府との間に紛争が起こった〕、2001年のケベックでも起こった(そこで私は、警察のバン車両が放置されるのを見た。その車両には、機動隊の盾、散弾銃、装備品などが満載されていたのだが、他の機動隊車両が防衛のために到着するまで、略奪されていたのだ)。

今回、最初に警察が車両を乗り捨てたのは、かれらが6月26日の「ピープル・ファースト・パレード」についてきた後であった。流れから離れ進行方向を変えたデモ隊の一群がクィーンズ通り東に殺到したことにより、身動きが取れなくなったのである。一人の巡査が、他の警官たちが助けに来るまで、車両に閉じ込められた(subMedia.tv 他で記録されている)。

次に、2台の警察車両が襲撃された。キング通りとベイ通りの交差点で、迅速に動く群衆に突然圧倒された警官は、車を捨てて必死に逃げ去った。

どちらのケースでも、警察車両は放火され、車内の装備もろとも焼失した。もし警察が、警察車両の破壊を演出したというなら、火炎瓶や他の武器を持った戦闘的活動家に盗まれるような装備を車内に放置したりはしないだろう。これらの事態は、前もって準備されたものではなかった。街路の状況は、混沌として、流動的なものだったのだ。

警察が破壊行為を許したと考えるのは、そうすることによって警察が何を得るのかということを説明できない。ある者は、「警察は、10億ドルもの警備予算を正当化する必要があり、戦闘的な抗議行動がダウンタウンの中心部で騒乱を起こすことによって、それが成し遂げられるのだ」という。「破壊行為を見たか? だから10億ドルが必要だったのだ!」という風に。

しかし、もっとも共通した反応は、「言った通りだ」式のものではなく、警察の機能不全に対する明確な疑問である。ダウンタウンには機動隊が5,500人もいて、予算も10億ドルあって、なぜブラック・ブロックを制止できなかったのか? 警察の臆病さが原因ではなかったというならば、警察は、カナダ史上最大の警備体制において騒乱をさせるがままにし、単に何もしなかったというのか。

『トロント・サン』紙のあるコラムニストは、6月26日に抗議行動が行われている間、前線に配備されていた警官と話したと言う。警官は、「状況はまったく混乱しており、機動隊にはブラック・ブロックを取り締まることに恐怖がある」と話した。

「下っている命令は交戦、いや交戦はしない、交戦かな、いや交戦じゃない」とある警官は言った。「まったくの大混乱で、みなが無線で話し合っていた。誰も自分たちが何をすべきか分からないようだった。とんだ大騒ぎであった」

「「最終的には、指令本部からはっきり、交戦するな、という命令があった」とその警官は言った。そしてその時、ダウンタウンは脆弱性を表面化させ、やすやすと破壊分子の手に落ちたのである。一方、19,000人にも及ぶ警官たちは、その場から離れているよう命令を受けていたのである」
(ジョー・ウォーミントン「警察の手は縛られていた」『トロント・サン』紙、2010年6月30日)

警察の情報機関が、大部分は2001年のケベック暴動に基づいて、警備フェンスが主要な標的となると予想したことは、当然のことであろう。6月26日の2週間前、CBCニュースは次のように報道した。「ブラック・ブロックの第一の標的は、G20首脳が会議を行うコンベンション・センターを囲んでいる、高くそびえた網の目状のフェンスになる見込みだ」(「ブラック・ブロック、G20警備体制に挑戦」CBCニュース、2010年6月14日)

この報道は、おそらく警察へのインタビューに基づいており、警察の主要な懸念(サミット会場の警備)だけでなく、希望的観測(戦闘的抗議行動はフェンスを攻撃するだけだろう)が反映されている。多くの抗議運動の宣伝活動も、警備フェンスを倒そうというグラフィックとスローガンを使って、フェンスに焦点を当てていた。警察はまた、事前の脅迫や家宅捜査や逮捕の結果、ブラック・ブロックが、6月26日に抗議行動を行う余裕をまったく失くしていると考えていた可能性もある。この点では、警察は抗議運動を侮っていたのである。

警察が、コミュニケーション・システムに重大な問題を抱えていたという報道もある。トロント警察は、G20に先立って、新しいコミュニケーション・システムを採用していた。また、全国津々浦々の様々な部署から集められた警官の動きを調整するのに問題を抱えていたであろう。多くの警官は、ダウンタウンの地理に不慣れだったのである。

ブラック・ブロックの機敏な移動能力は、機動隊を出し抜くことができた。機動隊は対応するのに、いちいち時間がかかったのである。35kgから40kgの装備を抱えた機動隊員は、ちょっとした距離も迅速に走ることができない。ある場所へ移動するためには、貸切バスか、輸送用の小型バンを何台も走らせる必要があったのである(それも通常の道路状況では簡単ではない)。

たとえば、26日土曜日の夜、ノボテル・ホテルで行われていた抗議行動〔訳注:そのホテルでは従業員がストライキを行っており、昼間の反G20デモから多くの活動家が合流していた〕――最終的には大量逮捕となったが――を止めにやって来た機動隊員を輸送する小型バンの隊列は、抗議の一群がヤング通りを南下するのを追って、ある交差点に集結した。先頭車両から出てきた警官は、後ろに向かって歩き始め、彼が無線機用バッテリーの予備を持っていることを言い回った。他の警官たちも車から出てきて、土壇場の装備調整を行い、車に戻った。その過程で、5分から10分もかかっていたのだ。おおむね、かれらは機敏に動くには大きすぎ、かさばりすぎなのだ。とくに、巧みに姿をくらますブラック・ブロックに対してはそうであった。

26日の行動の数日前、地元トロントのある活動家が私に言った。トロント警察は群衆コントロールに慣れていると。しかし、90年代後半のARA(Anti-Racist Action)やOCAP(Ontario Coalition Against Poverty)による戦闘的な抗議行動に対するものを除けば、トロント警察が行った群衆コントロールは、野球やホッケー、パレードやフェスティバルなどの大規模公的行事に対するものであった。それではほとんど街路での戦闘に慣れているとは言えない(モントリオール警察も同様である)。こういった経験不足が、今回のトロント警察の貧弱な仕事ぶりに貢献しているのだ(かれらは、フェンス外部の警備を担当していた)。

もし、「暴力的な破壊行動」に注目を集めるために、あえて警察はそのプライドを抑えていたというなら、ブラック・ブロックによる破壊行為が終わってから、警察が自制心を失うことはなかったであろう。警察は、黒い覆面をした戦闘的活動家を逮捕できず、みずからの怒りに対してやりきれなさを感じていた。そして、街の秩序を元に戻すよう命令を受けると、非暴力の抗議者や一般市民に対して反撃を開始し、より大きな問題を引き起こすことになったのである。実際、破壊行為に対するこういった警察の粗野な対応は、戦闘的抗議行動への非難を最小限にし、警察国家というものに対して注目を集めさせることになったのである。

「土曜日、燃やされた警察車両と覆面破壊者の写真が、世界中の注目をトロントに集めることになり、一般市民は困惑した。非難のほとんどは、暴力的な抗議行動に向けられていた。」

「しかし、土曜夜には、604人が逮捕され、トロントでは初めて催涙ガスが使用され、デモ参加者がゴム銃によって傷ついていることが報道されると、焦点は警察へと向かっていった」
(ロビン・ドゥーリトル/マイケル・シェファード「警察の戦術: 厳しすぎたのか寛大すぎたのか」『トロント・スター』紙、2010年6月28日)

ここには、イラクやアフガニスタンにおいて、西側の軍隊が経験するジレンマがある。反乱軍を識別することも直接攻撃することもできず、兵士は、欲求不満と怒りを一般人に向けて発散する。反乱軍が一般人の中に隠れていることは分かっているが、兵士が一般人を反乱軍から引き離そうとする弾圧行為は、より多くの一般人を反乱軍に参加させるだけなのである。

どちらにしても、いまトロント警察は、収拾がつかない事態となっている。莫大な警備予算と、安全地域〔訳注:警察がみずから設定したフリースピーチゾーンのこと〕での大量逮捕は、すでに広範囲の非難を引き起こしている。今や市民は訊いている。10億ドルもの予算と19,000人の警備態勢でもってなぜ、ブラック・ブロックを制止できなかったのか? どうして警察はそんなに対応するのが遅く、非暴力の抗議者と一般市民を攻撃したのか? かれらは、機能不全に陥り臆病であっただけでなく、野蛮で復讐心に満ちた姿も露わにした(すべて事実である)。

話をまとめると、警察が自発的に、莫大な警備予算を正当化するために、ブラック・ブロックの攻撃を許したという証拠はない。警察当局が、たとえ仮に、そのような情報操作を試みようとしてもである。

なにより、戦闘的活動家に対する機能不全と無気力は、国家が脆弱で傷つきやすいものであることをはっきりさせた。一方、平和的な抗議者や一般市民に対する暴力は、警察をさらに人々から引き離すことになった。国家当局にとっては、ともに危険な傾向である。それは一方で抵抗運動を後押しし、もう一方では、国家そのものに対してシニシズムと敵意を深めさせるのである。
- | - | PAGE TOP↑
G20サミット弾圧に対するトロント・コミュニティ・モバライゼーション・ネットワークとサザン・オンタリオ・アナキスト・レジスタンスの声明
category: 海外の動向 | author: conflictive.info
G20被弾圧者への法的支援のための資金が必要です
−−トロント・コミュニティ・モバライゼーション・ネットワーク
http://www.gipfelsoli.org/Repression/Ontario_2010/8544.html

6月25日から27日まで、世界の最富裕国からやってきたエリートがハンツビルとトロントで会合を開きました。環境と民衆からの搾取を促進し、植民地主義や戦争、強制移住のシステムを維持するためにです。

世界的な注目がトロントに集まり、何万人の人々が1週間に及ぶ歴史的な抗議行動のために集まりました。連日行われたデモでは、先住民の主権、環境の正義、移民の正義、戦争と占領の終結、資源に対する地域社会の管理、クィアと障害者の権利に光を当てました。

同時に、G20の歴史の中でも先例がなかったのは、12億ドルを超える警備予算です。目も眩むほど勢ぞろいした武器と、2万人にも及ぶ警官、そして選ばれたごく少数をもてなすために、トロントを要塞および恐怖の警察国家へと変えた警備フェンス。

抗議行動に参加した人々や、傍で見ていた人々が、1000人近くも拘束されました。このような大量逮捕はカナダ史上最大のものです。かれらは、急ごしらえの収容所の耐えられない環境に長時間入れられ、多くの場合、適切な法的支援を受けられませんでした。ほとんどの人々は、公共の場において、警察に一斉に追い込まれ逮捕されたのです。そこでは、広範囲にわたる人種的偏見や、ジャーナリストに対する嫌がらせも記録されています。

いまだ拘留されている人々がおり、20人が深刻な罪状にかけられています。これらの被告人は、長い期間にわたってコミュニティ運動に関わって来た活動家で、すべての抑圧と搾取と闘う物怖じしない発言と挑戦的な態度ゆえに標的とされました。

警察とメディアが分断を試みようとも、トロント・コミュニティ・モバライゼーション・ネットワークは、「良い抗議者」と「悪い抗議者」といった区別をするようなことはしません。すべての被弾圧者に私たちは連帯します。

いまこそ私たちは、私たちのコミュニティのなかで、連帯を培っていくことを継続しなければいけません。重要なのは、いまだ拘留されている勇敢な仲間たちをサポートすることです。私たちは、警察の抑圧を拒否し、あなたの助力とともに、そもそも私たちが集まることになり、そしてG20サミットで通った経済緊縮政策の下でより悪化した状況のなかで、コミュニティ運動を継続していくことでしょう。

これらの努力をサポートするカンパを必要としています。拘束されている人々の法的支援に必要な資金と、裁判上必要となるほかの経費、および私たちが活動を続けられるための援助をお願いします。

小切手か、PayPalでお願いします。小切手の場合、宛て名は Toronto Community Mobilization Network で、以下に郵送してください。

360A Bloor Street West, PO Box 68557
Toronto, ON M5S 1X0
Canada

みなさんのご支援に感謝します。企業やエリートの利益よりも、民衆と環境を大切にする公正な世界をつくりだしていきましょう。

連帯をこめて

トロント・コミュニティ・モバライゼーション・ネットワーク

---------------------------------------------------------

[G20期間中の直接行動を呼びかけたサザン・オンタリオ・アナキスト・レジスタンスの声明]

サザン・オンタリオ・アナキスト・レジスタンスの声明
−−私たちの仲間を守るために
http://toronto.mediacoop.ca/blog/dan-kellar/4021

2010年7月1日

先週、トロント史上、もっとも強力な抗議行動が起こった。環境問題、クィアの解放、障害者の権利、先住民の主権、経済と移民の正義、コミュニティの力などなどである。これらの行動に対する国家の反応は、それ自体の論理としては必然的なものであった。民衆が、自らの生活に対する力を強めた時、周辺化された国家は、卑劣な暴力によって逆襲してきたのだ。暴力によって成立し、暴力によって継続する制度にとって、できる反応とは暴力的なものでしかない。戒厳令が私たちの街に敷かれた。警察は、だれであれ、かれらが選んだすべての人間を逮捕した。機動隊は、平和主義者に殴りかかり、デモ参加者に突撃し、1100人もの人々を拘束した。私たちの友人たちが、檻のなかに閉じ込められ、食事や水やトイレットペーパーも与えられず、屈辱を味わった。看守たちは、罵り嘲った。ただ自分たちの仕事をしているだけだと、かれらは言う。いつの時代にもいるアイヒマンとして。

長い期間にわたってコミュニティ運動に関わって来た20人の活動家が、抗議行動の「首謀者たち」として標的にされ、生け贄にされようとしている。このことだけで、かれらが私たちについて何も理解していないことがわかる。私たちに首謀者などいない。この20人は、わたしたちの先生であり、友人であり、良き相談相手であった。かれらが私たちの生活にとってかけがえのないものであっても、かれらはSOARではない。私たちも同様である。このアナキストネットワークは、ほかの同様のものと同じように、個人ではなく、思想によって構成されているのだ。私たちをつなぐその思想とは、資本主義と植民地主義の不正義という考え、そして自己決定と自由、相互扶助に基づく新しい世界は可能だという信念である。10億ドルもの金を監獄やファシスト警察の暴力のために使おうと、私たちの運動は鎮圧されることはない。私たちを消去することはできない。私たちの理想を破壊することなどできない。私たち革命家は、根本的に壊れた社会における避けられない副産物であるからだ。資本主義の腐敗した肥料のもとで、闘いが花開くのは必然である。

かれらは、全力で私たちを破壊しようとしている。しかし私たちは破壊されることはない。監獄の仲間はたくましく、私たちが意気消沈することはない。最後のひとりが自由でいるかぎり、抵抗のために、私たちの声や歌は鳴り響き、拳は高々と挙げられるだろう。

国家によって標的にされたアナキストは、私たちが初めてではない。ヘイマーケット事件、サッコとバンゼッティ。反権威主義者への攻撃は続いており、とりわけ先住民の仲間たちは、植民地主義の怪物に連日直面している。同時に私たちは、国家が私たちに恐怖していることを知っている。だから攻撃してくるわけだ。私たちが、コミュニティで自由を築いているからこそ、私たちは刑務所に入れられるのである。私たちが真実を言っているからこそ、かれらは私たちを貶めなければいけないのだ。政治家や神学的なアカデミシャンのレトリックに関わらず、抗議運動に対する警察の獰猛な応答は、あることを明確にしている。私たちが、勝利しているということを。日々私たちの運動は成長している。かつ人々は、日々自分たちが犯罪者とされつつあることに気づいている。そしてかれらの声は私たちの声と合流する。もうたくさんだ!と。

私たちの仲間たちは、明確な政治的な意図によって標的とされ、でっちあげの罪を着せられている。国家権力に統合された司法システムは、根本的に正当性がない。私たちは、仲間の闘いを孤立させることなく、かれらがすべて自由になるまで闘い続ける。すべてのアナキストと反権威主義者に支援を呼び掛ける。

私たちは最後まで友人たち仲間たちを支援し、連帯が恐怖よりも強固であることを、世界に対して見せつけるだろう。

いますぐかれらを解放せよ! すべての人が自由になるまで、だれも自由になれない!

すべての力を民衆へ!

ファック・ザ・ポリス!

サザン・オンタリオ・アナキスト・レジスタンス
- | - | PAGE TOP↑
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE
OTHERS
SEARCH