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[反G8/アイルランド]ダブリン・オルタナティブG8サミット――招待状
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[反G8/アイルランド]

Dublin Alternative G8
http://dubaltg8.org/
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ダブリン・オルタナティブG8サミット――招待状
Dublin Alternative G8 Summit - An Invitation
2013年5月9日

G8とG8に対する抗議運動は、すでにいくらか儀式的なものになってしまった。双方とも、すでにゲームのルールを習得している。権力者や慈善家が一堂に会して世界をどのように正しい方向に導くかを議論し、場外の抗議運動は、権力者や慈善家が自分たちで決めたことについてすばやく取り組まないか、そもそもまったく取り組むつもりがないのだと言って非難する。慈善事業がアフリカに約束され、ボブ・ゲルドフ卿〔訳注・アイルランドのミュージシャン。最貧国への慈善事業で有名〕のような人々が、すばらしいサミットであったと称賛するのであろう。他の人々はレンガや瓶を警察に投げつけ、大義のために一撃を食らわせたと感じるのである。その大義がどのようなものなのかは一向に明らかではないのだが。メディアにとっては野外観察の日である。朝は大統領や総理大臣たちを一瞥し、残りの時間は庶民がいる街頭で時間を過ごす。人々が暴動を始めないか、あるいは少なくともカメラ映えして夜のニュース番組を30秒埋めることができるような何かを起こさないかと期待しながら。そして一般大衆は、日々の仕事や、あるいはますます広がる失業のストレスを軽くするようなちょっとした気晴らしを得ることになるのである。

そうだとしたら、どうして今年6月の17・18日に行われるG8サミットが特別なものでなければならないのだろうか。まず、今年は開催地が大きく違う。通常G8サミットは、偉大なる大国(the great powers)、偉大なる8カ国(the Great Eight)で開催されてきた。その国々はすべて帝国主義的征服によってその「偉大さ」に到達したのであり、その国の人々は、左派であれ右派であれ、旧植民地からの莫大な富の移転や、第三世界のスウェットショップ経済からの途切れることのない富の移転から利益を得てきた成熟経済に夢中になっている。G8に対する抗議運動は、環境破壊や緊縮財政、アフリカへの開発援助が世界的問題であると考える傾向があるが、これらの問題は第一世界の心配事である。

2012年の終わり頃、今年サミットを主催する英国政府は、アイルランドでG8サミットを開催すると発表し皆を驚かせた。より正確に言うと、いまだ英国支配のもとにあるアイルランド北東部の六つの州においてである。数週間のうちに、この開催地の異常さがすっかり明らかになった。警察は、G8サミットで使われるロックアーンゴルフリゾートホテルへと向かうはずだった自動車爆弾を発見した。そのすぐ後、火薬が詰められたモルタル爆弾が、三方をアイルランド最大の湖のひとつに囲まれた小さな土地に建っているそのホテルの近くで見つかった。その奇妙な雰囲気に駄目押しするように、地元警察は、G8サミット抗議運動のために何百もの監房を用意していることを国際メディアに大自慢している。そして警察は、サミット用にさらに多くの監房の確保するために、閉鎖された英軍基地を再利用しようとしている。過去40年にわたる武装闘争が、アイルランドの英国国家に残した大きな遺産とは豊富な監房だったのである。

G8サミットの開催が大ブリテン島からアイルランドに移されたのは、2011年夏に英国で広がったような暴動の再来を避けるためであることは明らかである。そのことは英国政府が、IRAの爆弾より英国若年層の階級的怒りの方が脅威だと考えていることを示している。しかしそれでも、アイルランドでG8サミットを開催するということは、これまでのサミットや、あるいは冒頭で「儀式的なもの」と呼んだものとは違った特徴をもたらすことになろう。それらがどのようなものになるかは、まったく予想できるものではない。

アイルランドは、英国がもった最初の植民地である。アングロサクソンは、アイルランドで初めて、自分たちが人間の主人であり、原住民に文明をもたらす存在であると考えた。タスマニアで住民全体を絶滅するために用いられた虐殺技術や、多数の原住民を悲惨さに追い込む技術は、アイルランドで最初に実践され完成した。エドモンド朝の詩人であるエドマンド・スペンサーは、英国の軍事力が必要な仕事を果たさないことを嘆いた。飢餓だけが、アイルランドの土地からアイルランド人を追い出したのである。何世紀か後になって、手当たりしだいに何千ものバイソンを撃ち殺し、アメリカ先住民族を飢えさせ服従に追い込み、保留地の強制収容所に送り込んでいたとき、米軍は同じことを考えていたのである。

これらは古代帝国のやり方や理想とは大変異なるものである。アングロサクソン帝国主義は、ただ人々を奴隷にし、剰余価値を搾り取るというものではなかった。それは、常に、また同時に、宗教的十字軍であった。怠惰な原住民に競争と市場のルールを持ち込む聖戦だったのである。フロイトが雄弁に書き記しているように、人々が金を敬い節約させるようにさせ、性的エネルギーを抑制させ、従来の生き方から引き抜いて利潤への奉仕へとねじ込んだのである。

よって、G8というサーカスが今年6月にアイルランドにやってくる際、環境保護、緊縮財政、アフリカへの慈善事業といったものは、G8の抗議運動のために他からやってくる人々を暖かく歓迎するつもりのある人々のなかでは優先的な位置は与えられていない。ベルファストでは6月14・15日、共和主義シン・フェイン党がアイルランド反資本主義フォーラムを計画している。講演者は、インドからフィリピンまで、第三世界で西側帝国主義と果敢に闘ってきた人々である。かれらは自ら自分たちが何を要求しているかを教えてくれる。それは決して、かれらの川を汚し、かれらの天然資源を盗み、かれらの国の愛国者を殺害する側からの慈善事業ではないのは確かであろう。

ダブリンの反帝国主義者は、占領地のアイルランドでG8サミットが開催される意味をすぐに理解した。そのメッセージははっきりしている。「この土地は英国の土地であり、武力で勝ち取り、武力で維持してきた。レジスタンスは鎮圧され、正常化のプロセスは完了した。クロッピー〔訳注・フランス革命に共鳴し1798年に反英蜂起を行ったアイルランドの反乱軍のこと〕は屈服し、かれらが再び立ち上がる見込みはない」。ダブリンオルタナティブG8委員会は、かれらの戦いを引き継ぎ、反帝国主義の旗をアイルランドの首都であり、最大の人口集積地であるダブリンに誇り高くはためかせるために結成された。

6月17日、反帝国主義者がダブリンに集まる。アイルランド中から、アフリカ、イラク、パレスチナ、バスク、フィリピン、シリア、アメリカ、そしてカナダから。G8にせびるのではなく、新帝国主義と新アフリカ争奪戦争に対抗する現実的で効果的なネットワークをつくるという仕事を始まるために。私たちが十分強くなったら、G8が私たちに与えるものは何もはない――私たちがすべてを手にしているだろうから。6月18日には、ダブリンで1913年のロックアウトを記念し、100年後のダブリンの労働者階級に、集積され現在ある自分たちの強さを自己点検として見せるための全国的なデモが開催される。

アイルランドは、ヨーロッパの北東の端にある小さな島である。世界の動向はアイルランドで始まることはなく、むしろ私たちのところに打ち寄せる。ケルト人が中央ヨーロッパからやってきて、かれらの言語と習慣を持ち込んだ。次にキリスト教がやってきた。封建制はノルマン人によって持ち込まれ、英国人によって資本主義が持ち込まれた。世界的動向はアイルランドで生まれないが、アイルランドがそれと決して無縁であるわけではない。ロベスピエールと彼の仲間によって「自由、平等、友愛」の旗が掲げられたときがそうだった。1798年に、ウルフ・トーンの指揮とフランス革命勢力の支援のもとアイルランドで武装闘争が始まった。その蜂起はパリの恐怖政治を超える暴力をもって鎮圧された。その年に鉄槍のみを手にし英国の大砲に対したアイルランド志願兵の死体で埋まった多くの墓のひとつは、ダブリン市のリフィー川沿いにある。

1867年、カール・マルクスは『資本論』を出版した。同じ年、アイルランドの革命家は、英国の労働者の仲間たちに呼びかけた。「英国の労働者同志よ、私たちがあなたに望んでいるのは、気持ちではなく武器なのだ。労働者への圧迫が家庭に飢餓と困窮を持ち込んだのを忘れるな。過去を忘れず、未来に希望を託して、来るべき人間解放の闘いにおいて、子供たちに自由を与えることで復讐を果たすのだ」。1867年において、これらの言葉は気軽に口に出せるものではなく、愛国者の血によって血判状とされた。

アイルランドにとっての1913年は、ロシア人にとっての1905年である。その頃までに、ヨーロッパにおいてアイルランドは、人口に対する割合で最大の地方プロレタリアートを擁していた。そしてかれらは大変政治化していた。都市においては、労働者は巨大なゲットーに住み、ひとつの部屋に三家族が住んでいることもよくあることであった。1913年の夏、労働者は労働組合を辞めることを拒否し、職場からロックアウトされた。8カ月もの間、ジェームス・ラーキンとジェームス・コノリーに率いられた勇敢な労働者たちは、飢餓、極寒、警察による暴力、そしてメディアからの中傷に抵抗した。最終的には、空腹に打ち砕かれ職場に戻ることになったが、種は撒かれたのである。1916年から1922年の間には、1916年のイースター蜂起における役割をめぐってジェームス・コノリーが英国の銃殺執行隊によって殉死させられる一方で、労働者たちは何百もの職場を乗っ取り、それらをソビエトと名付け、頭上に赤旗をはためかせた。リメリック州のブルリー・ソビエト製粉所の看板には「パンをつくるのであり、金儲けをするのではない」と書かれてあった。リメリック市は人民によって統治され、リメリック・ソビエトが宣言された。そして独自のソビエト通貨さえ発行したのである。

しかし、帝国主義者が打倒されることはなかった。かれらは長い間、「分割して統治する」技術を学んできたのだ。英国は、アイルランドの買弁階級と汚い取引を行った。英国は、英国資本の利益にアイルランドをよりよく奉仕させ続けるために、南北にかれらの自由になる地域を手に入れたのである。南では、膨大で不穏な地方プロレタリアートを一掃することが優先事項となった。空腹と排除という武器によって、何十万もの人々が漂流することになった。一方、ときには小地主階級の仲間入りを許される者も出て、アイルランド保守主義の番人となった。

1950年代、偉大なるアブデル・ナセルが、すべての植民地の若き愛国者たちの心に火をつけた。特にアイルランドではそうだった。ほどなく、アイルランド共和国軍(IRA)は戦闘態勢に戻った。しかし、人々には準備ができておらず、(IRA軍事評議会がそう名付けた)「オペレーション・ハーベスト(収穫作戦)」は、1962年に武器の廃棄となって終わった。しかし、強力で統制のとれた指導部が、優れた社会主義と国際連帯に依拠して現れることになった。かれらに長く待つ必要はなかった。

1969年は、ナセルに心酔する一人の若者が大胆に世界の舞台に登場した年である。その若者とはムアンマル・カダフィである。同じ年、アイルランドの人々は再び帝国支配と差別に対して立ち上がった。若きムアンマルは、アイルランド人が街路で叩きつけられているのを傍観することはしなかった。彼は、アイルランド人に、自らを防衛し、獣の胴体に戦争を仕掛けるための手段を提供したのである。

しかし、それは昔の話で、今は状況が変わってしまった。ムアンマルは死んでしまい、新アフリカ争奪戦争の腹を空かせた犬たちは、彼の消えた屍の上を行進している。アフリカ独立の夢は、シルト〔訳注・最後にカダフィが潜伏し殺害された都市。カダフィの「アフリカ合州国」構想の首都に予定されていた〕の白リン弾地獄で燃え尽き、旧体制の王政復古はほとんど完了した。フランス革命から十月革命、50・60・70年代の偉大なる民族解放闘争における人間精神の並外れた開花は、分厚いコンクリート板によって封じ込められることになった。それらの時代は恐るべき逸脱であるとみなされ、いまや埋葬され、決して繰り返されてはならないものとなった。現在、王政復古は革命と呼ばれる。反体制として受け入れられるのは、私有財産を愛する宗教的狂信者のみなのである。

今日、アイルランドの人々は、汚いプールに浮かぶ動き出しそうにない死んだ魚のようになっている。何年にもわたる資本主義の過度な暴力は、国の首に借金という重石をくくりつけ、人々は次に何が起こることになるのかと恐怖している。IMFとEUが、別にこれまでもなかったかもしれない経済的主権を取り上げようと介入してきたとき、多くの人々は安堵のため息をついた。ほとんど誰もが抗議しなかった。アイルランド人は自分で自分を統治できないという英国に古くからある嘲りが、アイルランドのメディアコメンテーターから明白な事実のように何の気なしに語られた。実際のところ、明白で恐ろしい事実とは、EUが何かを解決する能力を決して示したことはないことが語られないということである。

今年の反G8抗議行動で、一部の人々は緊縮財政、またはおそらく環境破壊を非難するであろうことは疑いない。しかし、そのことに何の意味があるのか? それは、水分を含んでいるからと言って雨を非難するようなことではないのか? これは資本主義の問題なのである。それは、ヨーロッパやアメリカの一般大衆のために、ましてアフリカの人々のために機能しているわけではない。しかし、あの分厚いコンクリート板は、私たちの頭脳を十分打ちのめしていない。おそらく、ディランが歌っているように、風のなかにはまだ答えが吹かれている。ベルファストとダブリンで、私たちはそれを見つけ出す。もし実際にその答えがあるならば、アイルランドにそれが不足しているとは思わない。

ダブリンオルタナティブG8委員会は、この6月にすべての反帝国主義者を招待する。もしあなたかあなたの団体が何かを発言したいのであれば、またはオルタナティブサミットの準備を手伝ってくれるのであれば以下に連絡してほしい。

dublinalternativeg8@gmail.com

ウェブサイトは、

http://dubaltg8.org/
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[リンク記事]「オバマ、イスラエル、そしてシリアに対する戦争の新しい段階」
category: - | author: conflictive.info
[リンク記事]LiberationNews.org

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オバマ、イスラエル、そしてシリアに対する戦争の新しい段階――米・イスラエルの軍事的エスカレートはより大きな軍事介入へと向かっている
http://www.pslweb.org/liberationnews/news/obama-israel-and-new-phase-of-war-against-syria.html

Richard Becker 2013年5月6日

5月5日、ダマスカス近郊で起こったイスラエルによる大規模な空爆は、帝国主義主導によるシリア政権転覆作戦が新たな段階に入ったことを示している。巨大な爆弾が早朝の空を照らし、シリアの首都を揺らした。二次的に引き起こされた爆発はその後4時間続いた。今年3度目の爆撃であり(2度目は2日前)、いまのところ最大のものである。

同日遅く、シリア問題に関する国連調査委員会のある調査官が、反体制武装勢力が――シリア政府ではなく――サリン神経ガスを使用したという「強力で具体的な疑い」があると発表した。その発表は米国と英国によって出されている、シリア政府がサリンガスを使用したという主張と正面から矛盾している。シリア政府はもともとサリンガスの使用を否定してきた。

ホワイトハウスの報道官によれば、イスラエルの攻撃はオバマ政権との「緊密な連携」のもと行われた。イスラエルは米軍の拡張部分として行動してきた長い歴史があり、米国が直接自分たちでやるには不都合がある作戦をイスラエルは実行しているのである。

今回のイスラエルによる急襲、そしてそこでイスラエルの戦闘機が一機も撃墜されなかったという事実は、あらたな大規模な空爆へとつながる要因となるかもしれない。

米国によるシリアへの新たな戦争の猛烈な支持者である上院議員のジョン・マケインは、「イスラエルはかなり簡単にそれ[シリアの防空網]を突破できるようだ」と言った。彼は米国にシリア防空網の破壊を呼びかけた。巡航ミサイルによって、イランやロシアから空路で供給物資が入ってくる滑走路を破壊しようというのである。

マケインはまた、シリア国家の大部分に対する「飛行禁止区域」の設定の主導的な提唱者でもある(すなわち飛行が禁止されるのはシリア政権側の航空機のみである)。そしてこれは、まずシリア空軍と防空網の破壊によってのみ達成されるものであり、明らかにワシントンによって進められていることである。

イスラエルの急襲に対するシリア政府と反体制勢力の反応

シリア政府はイスラエルの攻撃を「戦争行為」、また「国際法に対する凶悪な違反」と呼び、武装反体制勢力といっしょになった米国とイスラエル政府の共犯関係が確認されたと述べた。

一方で、ニューヨークタイムズ(2013年5月5日)は、次のように報道している。「反乱側であるダマスカス軍事評議会はその爆撃を即座に利用しようとした。声明を発表し、その地域の戦士に協働を呼びかけ、対立を脇に置き、首都を強力に固めている政府陣営に対して攻撃を集中させることを呼びかけた。」

中心的な反体制派統一組織とみなされている「反体制派とシリア革命の国民連合」(シリア国民連合)は、イスラエルの攻撃について、分かりにくい声明文でシリア政府を非難している。

「シリアの国防を弱体化させるための先制攻撃を含むイスラエルの行動は、アサド体制がイスラエルに提供していた平和的な年月を失うことをイスラエルが恐れていることを示している。」

他に例がないこの「論理」によれば、イスラエルはアサド政権を失うことを恐れて、シリアとアサド政権を弱体化させるために爆撃を実行したというのである。

シリア国民連合のこの没論理的な声明は、その組織が持つ根本的な詐欺的性質から生まれたものである。人種主義的で軍国主義的なイスラエル国家に対してシリアの人々にある根深い敵意のおかげで、シリア国民連合の指導者たちは、イスラエルによる攻撃に対する本当の態度(=歓迎の気持ち・訳注)を隠さなくてはならないのである。

どのように米国はイスラエル要因を考慮に入れているか

企業メディアが、イスラエルの最新の攻撃について、イランのミサイルがレバノンの抵抗組織ヒズボラの手に渡ることを防ぐためのものであったと報道する一方で、多くの場所で多くの爆撃があったという事実は、より幅広い戦略的目的の存在を指し示すものである。

もしシリアがイスラエルの連続的な空襲に報復することになれば、ワシントンでここ数日議論されてきた目標として、イスラエルはシリア空軍を破壊することになるかもしれない。大部分は米国によるイスラエルに対する何百億ドルの支援のおかげで、米国自身は除いて、イスラエルは地域最大の軍事大国であり、地域の制空権を握っているのである。

一方で、もしシリアが反撃をしないならば、シリア政権は、弱体化し国を守ることができなくなっているように映ってしまうことになるであろう。

反体制勢力が後退するなかでの攻撃のエスカレーション

シリア戦争に対する帝国主義勢力による介入強化は、ここ数週間、ばらばらに活動する反体制勢力が後退戦を強いられているなかで加速化されている。しかしこのことは、「自由シリア軍」や「最高軍事評議会」や「国民連合」や「ヌスラ戦線」やその他の反体制勢力が、これまで米国や英国、フランス、トルコ、サウジアラビア、カタールなどから大規模な支援を受け取っていないということを意味するわけではない。

米国とその同盟国は、大量の武器、資金、補給物資を反体制勢力に送り込み、トルコ、ヨルダンそのほかの場所で反体制側兵士を訓練している。そして、シリアには厳しい経済制裁が押し付けられている。

外部からの支援は反体制勢力を支えてきたが、勝利へと導くことはできていない。それで、反体制勢力の指導者たちは、帝国主義勢力による自国に対する空爆を繰り返し懇願しているのである。

リビアのときそうだったように、ここ米国における左派のある部分は、自分のことを「社会主義者」と呼ぶ者でさえ、シリアの「革命」を支持しながら「外国の軍事介入」に反対するという無意味で矛盾した姿勢を取っている。その「革命」の指導者こそ「外国の軍事介入」を要求しているのであり、それなしではかれらは勝利を望めないのだ。

シリアで2年以上前に始まった政治的混乱は、ある者には正当な理由があり、ある者は反動であるという幅広い不平不満によって拡大した。しかし、現在シリア国内における武装反乱は帝国主義勢力とアラブ世界で最も反動的な諸政権と密接な関係を持っているのである。

イスラエルの空爆は、ホワイトハウスと議会による好戦的な態度の上昇に引き続くものである。いまこそ、反戦運動、民衆運動、正義を求めるすべての人々は、ワシントンによる戦争プロパガンダを拒否し、ともに次のように言うべき時である。「シリアに対する新しい戦争に反対――米国は中東から出て行け!」

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